2018/10/01 ニュース
関西電力ほか、ガイアナの再エネ導入などでコンサル業務を受託

 関西電力は9月27日、ニュージェックと共同で、ガイアナの再生可能エネルギー導入と電力システム改善計画に係る設計・施工監理などコンサルタント業務を受託したと発表した。両社は昨年、国際協力機構から同国の再生可能エネルギー・省エネルギーシステム導入計画準備調査を受託していた。この調査は昨年6月から約1年間、事業内容・規模などの概略設計が実施されている。今回の受託は、日本国政府からガイアナ共和国政府への無償資金協力支援が閣議決定されたことを受けたもの。委託したのはガイアナエネルギー庁で、両社は8月~2022年3月の約3年8か月間、入札図書の作成・入札審査、契約交渉の補助、施工監理などを実施する。同時に両社の社員を現地へ派遣し、導入機材、システム類の技術指導も行う。具体的には、送配電時の損失を低減するため、変電所調相設備の導入と配電網設備の資機材を調達する。また、再生可能エネルギー導入を促進するため、同国のカリブ共同体本部ビルに太陽光発電設備と省エネルギーシステム(BEMS)を導入する。関西電力はプロジェクト全体の統括や技術検査全般などを担当し、ニュージェックは土木計画やBEMSの監理技術指導をそれぞれ請け負う。