2018/08/15 ニュース
関電など、英国の大型洋上風力発電事業に出資参画
 電源開発と関西電力は8月13日、英国のトライトンノール洋上風力発電事業に出資参画すると発表した。このプロジェクトは、英国東部の北海に合計出力86万kW(MHIヴェスタス製9500kW型機×90基)の洋上風力発電設備を建設・運営するもの。稼動は2021年を予定している。竣工後は、ドイツの再生可能エネルギー・配電大手、イノジーSE(本社・独エッセン州)の完全子会社「イノジー・リニューアブルズ・ユーケー・リミテッド」が全額出資で設立した「トライトンノール洋上風力発電所」が運営する。電源開発は今回、この事業会社を運営する持株会社「トライトンノール洋上風力発電事業会社」の株式25%を取得し、建設段階から参画する。また、持株会社の権益を取得するため、全額出資でJP Renewable Europe Company Limitedを投資会社として英国に設立した。関西電力も、この持株会社の株式16%を同社の子会社「ケーピック・ネザーランド」を通じて取得するため、このほど株式売買契約を締結した。関西電力は、この案件は国内企業が海外の洋上風力発電事業に参画する初の案件だとしている。