2018/08/13 ニュース
JERA、米国3か所で天然ガス火力発電事業に出資参画

 東京電力フュエル&パワーと中部電力が折半出資で設立したJERA(東京都中央区)は8月10日、米国北東部で天然ガス火力発電事業に参画すると発表した。出資参画するのは、▽マーカスフック発電所(ペンシルヴェニア州、出力79万kW)、▽ダイトン発電所(マサチューセッツ州、17.3万kW)、▽ミルフォード発電所(同、16万kW)--の3設備。これらの設備はスターウッドエナジーグループが所有しているが、同社の出資で、各発電所を統括する事業会社「ナットガスホールディングス2」は同社とスターウッドが折半出資することになる。権益取得後は、同社の米国子会社JERAAmericasを通じて、発電所の事業運営に関与していく。各発電所で発電した電力は、主にPJM、ISO-NEなど米国北東部の電力市場で売電する。今回の参画で、同社が北米・中米でで保有・運営する発電設備の総持分出力は計18か所・約354万kWとなる。