2018/08/13 ニュース
電力部門全体が振るわず全社でも売り上げ減 東芝

 東芝が8月8日に発表した平成31年3月期第1四半期連結決算によると、同期の業績は売上高8422億7700万円(前年同期比7.3%減)、営業利益7億3000万円(94.5%減)、税引前四半期純利益284億700万円(前年同期は7億1800万円の経常損失)、当期利益1兆167億2800万円(503億2600万円の当期利益)と大幅な最終増益となった。この大幅増益は、メモリ事業の売却で計上されたもの。事業概況では、主要6部門中エネルギーシステム・ソリューションが売上高1325億円(39%減)、営業損益43億円(40億円の営業損益)と業績が悪化した。同期は火力、水力、原子力などで減収となり、部門全体でも売り上げ減となった、利益面でも減収が影響したほか、ランディス・ギアグループが連結対象から除外されたため損益幅が拡大した。通期は全社で売上高3兆6000億円(8.8%減)、営業利益700億円(9.3%増)、税引前四半期純利益900億円(9.3%増)、当期利益1兆700億円(33.1%増)と最終増益を確保する見通し。