2018/08/06 ニュース
日立ほか、富谷市で水素サプライチェーン実証設備を稼動

 環境省は8月3日、日立製作所などの企業グループが宮城県富谷市で低炭素水素サプライチェーンの実証設備を稼動したと発表した。再生可能エネルギーからの水素製造~利用までを一貫して実証する設備で、同省の「地域連携・低炭素水素技術実証事業」(低炭素な水素サプライチェーン実証事業)に採択されたもの。日立製作所が代表事業者を務め、共同事業者として▽丸紅、▽みやぎ生活協同組合、▽富谷市--の3者が参画している。この実証事業は、みやぎ生協の物流拠点「コープ富谷・共同購入物流センター」に設置した太陽光発電システムの電力で水素を製造。水素吸蔵合金を使用したカセットや、みやぎ生協の既存物流網を活用して輸送し、地域内の組合員の家庭3軒と店舗、児童クラブ棟に設置した純水素燃料電池で燃料として活用する。