2018/08/06 ニュース
富士電機、設置台数が少なく済むパワコンを発売
 富士電機は8月2日、蓄電池併設型のマルチパワーコンディショナー(パワコン)「PVI1000MJ-3/1000」を発売した。蓄電池併設型の設備に必要なパワコンの設置台数が少なく済み、低コスト化と高効率化で顧客の投資負担軽減などに貢献するという。同社は東南アジア向けを中心に、世界各国で売り込んでいきたい考え。新製品は、インバータ回路やコントローラーを集約し2種類のパワコンの機能を一体化した。これで、パワコンと付随する変圧器の設置台数や設置工数を減らすことができる。同社の試算では、従来設備に比べて約20%低コスト化できるという。また、太陽電池が発電する電力を交流に変換せず蓄電池に充電するため、電力損失が従来品比で4~5%低減できるなどの特長を持つ。