2018/08/01 ニュース
未利用材の比率引き上げ売電単価を向上 タケエイ

 産廃処理大手のタケエイが7月30日に発表した平成31年3月期第1四半期連結決算によると、同期の業績は売上高73億8000万円(前年同期比3.9%増)、営業利益2億700万円(62.4%減)、経常損失600万円(前年同期は5億1000万円の経常利益)、当期損失2億7200万円(2億8600万円の当期利益)の赤字決算となった。外部処理費の増加や子会社で貸倒引当金を繰り入れたこと、機械式立体駐車場関連の損失が赤字の原因だという。一方、主要4事業中、再生可能エネルギー事業は売電単価が上昇した。売電単価が低く補助燃料材に使用していたパーム椰子殻の使用を抑え、未利用材の使用比率を高くしたことが奏功した。プラントの定期修繕も予定より期間を短縮したため、稼働日数を確保できた。通期は全社で売上高335億円(7.8%増)、営業利益28億円(16.6%増)、経常利益26億5000万円(15.6%増)、当期利益15億円(10.5%増)と増収増益を見込む。