2018/07/30 ニュース
三菱重工グループ、姫路市でごみ焼却発電設備の基幹改良を受注
 三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング(横浜市)は7月26日、兵庫県姫路市から「市川美化センター」(姫路市東郷町)の基幹的設備改良工事を受注したと発表した。この工事は同センターを改修し、2032年度までの長寿命化と省エネルギー化を図る。工事完了は2022年3月(4か年継続事業)の予定で、経年的に劣化した焼却設備、排ガス処理設備、電気設備などの主要機器を更新する。同社の低空気比燃焼システムも導入し、通風設備などの消費電力を低減する。また、各種電動機器に高効率モーターやインバータを採用して省エネ化を推進、CO2排出量を年間約10%以上削減する。同センターは1992年4月に竣工しており、処理能力165t/日のストーカ炉2基と関連設備で構成される。発電能力は1200kW。