滋賀県は7月11日、今年度の「滋賀県地域主導型再生可能エネルギー検討支援事業補助金」を太平洋セメントに交付すると発表した。同補助金は、地域特性に応じた資源をエネルギーとして活用し、持続的・安定的なエネルギーとして利用する社会に役立てるもの。今回は4月24日~5月31日に事業計画を募集したが、同社しか申請がなかったため同社に決定した。同社は草津市と、「琵琶湖里湖循環プロジェクト」を推進しており、その中に含まれるバイオガス発電事業マスタープラン策定が補助対象となった。この発電事業は、琵琶湖で異常繁茂する水草や施設野菜産地から発生する野菜くずを発酵させ、バイオガスを得る。そのバイオガスを燃料に発電するもので、現時点では出力は約1.5MWと想定されている。バイオガス化の過程で発生する余熱は農業用ハウスなどで活用し、使用後の発酵残渣は肥料として農業で活用することを計画している。両者は既に事業化の可能性を確認しており、今年度から事業スキームなどを具体化する見込み。
2018/07/13 ニュース
太平洋セメントのバイオガス発電計画に補助金 滋賀県
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