タオル製造大手の池内タオル(愛媛県今治市)は6月3日、ウィンドメイド(事務局本部・ブリュッセル市)から認証を取得した。操業時の消費電力を全量風力発電で賄っていることが認められたもので、ヘンリック・カフナー ・ウィンドメイド事務局CEOは今回の取得に関し、「持続可能な製造プロセスに全力を注ぎ、風力の利用で環境負荷を最小化する池内タオルのような企業をパートナーに迎えられ喜ばしく思う」とコメントした。
ウィンドメイドとは、国連グローバル・コンパクトにも認められている環境ラベル。風力など再生可能エネルギーの普及を推進し、気候変動問題の解決に貢献することを目的に設立された。この認証取得は、全電力消費で風力発電の割合が25%以上であることが条件。同社は平成14年以降、操業用電力消費の全量を風力発電で賄っており、昨年12か月間の使用電力23万kWも風力発電のみで賄った。池内計司・同社社長は、今回の認証取得で「弊社は、持続可能な天然素材を持続可能な再生可能エネルギーで加工した製品を提供することに誇りを持っている。再生可能エネルギーの普及を後押しすることで、今後気候変動問題の解決にも貢献できる」と述べた。