2013/06/05 ニュース
農水省所管の小水力発電設備が長野県で完成
 農林水産省中信平二期農業水利事務所が長野県の松本市内で建設していた小水力発電設備、「中信平小水力発電所」がこのほど完成し、試運転を開始した。農水省が設置主体となっている初の小水力発電設備で、平成23年に着工していたもの。国営かんがい排水事業の一環として建設された。
 
 同発電所の最大出力は464kW、有効落差は7.60~5.34m、最大取水量は11.0m3/秒。信濃川水系の梓川の左岸幹線に横軸チューブラ水車と横軸回転界磁形三相同期発電機を設置して建設した。発電する電力は中部電力に売電し、売電収入を農業水利施設の維持管理費に充当する。