丸紅、産業革新機構の2社は、国内・アジア向けに洋上風力発電設備の建設・据え付けを行う「シージャックス・ジャパン」を5月31日付けで東京都千代田区に設立した。2社が共同保有する欧州の洋上風力据え付け会社シージャックス・インターナショナルの完全子会社という位置付けで、丸紅のノウハウ、シージャックスの経験・技術を活用して日本・アジア市場向けに特殊船の新造や特殊船を展開し、アジア全域の洋上風力発電拡大に貢献する。

 

　丸紅は平成24年5月にシージャックスを買収。特殊船を用いる洋上風力発電所の据え付けに参入した。シージャックスはヨーロッパで830MW以上の洋上風力発電機などを据え付けており、ドイツで288MWの洋上風力発電所を建設している。2社は今回、再生可能エネルギーでも洋上風力発電は大容量・高効率の発電技術として拡大を見込み、積極的に事業展開を進める。