タケエイが5月14日に発表した平成30年3月期連結決算によると、同期の業績は売上高310億8400万円(前期比11.1%増)、営業利益24億200万円(0.1%増)、経常利益22億9200万円(0.8%増)、当期利益13億5600万円(9%増)の最終増益となった。このうち再生可能エネルギー事業では、発電事業会社の津軽バイオマスエナジー(青森県)の売上高が14億9900万円、セグメント利益が1億800万円となった。同期は寒波の影響で出力調整を強いられたが、売電単価の高い未利用材の割合が増え、増収増益を確保した。花巻バイオマスエナジー(岩手県)は、冬季に松くい虫被害木早期処理のため、燃料に生木を使用し原価率が上昇した。通期では定期修繕期間の短縮などで、効率的な発電を行った。今後は、来春稼働予定の秋田グリーン電力、それ以降に稼働予定の横須賀バイオマスエナジー、田村バイオマスエナジーの稼動スケジュールを予定通り進める。既存の発電設備では更に効率化を進める。今期は全社で売上高335億円(7.8%増)、営業利益28億円(16.6%増)、経常利益26億5000万円(15.6%増)、当期利益15億円(10.5%増)と増収増益を見込む。
2018/05/16 ニュース
未利用材の効果的な活用で発電事業会社が増収 タケエイ
2018/05/16
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2018/05/14
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