三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は5月10日、カナダの総合エネルギー企業サンコー・エナジーからコージェネレーション設備の発注内示を受けたと発表した。この案件は、アルバータ州のサンコー・オイルサンド製油所の石油抽出プロセス向けに電力・蒸気を供給する設備を建設するもの。新設備の出力は80万kWで、発電する電力は外販を予定している。同社はこの案件のため、自社製ガスタービン「M501JAC」2基、排熱回収ボイラーなどを製作・供給する。M501JACは、同社の高砂工場で本体部品や補機を製作し、米国の生産拠点サバンナ工場(米国ジョージア州)で組み立てる。発電機は三菱電機製のものを調達する。同製油所は、石油コークス焚きのボイラー3基からなる設備で蒸気を製造しているが、これをガスタービンなどで構成されるコージェネ設備に更新し、発電過程で発生する有害物質やCO2を大幅に削減する。
2018/05/14 ニュース
MHPS、カナダで80万kWのコージェネ案件を受注内定
2018/05/14
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