2018/05/11 ニュース
東電FP・中部電力、既存火力事業の承継などで分割契約

 東京電力ホールディングスは5月9日、完全子会社の東京電力フュエル&パワー(東電FP)が、既存火力発電事業などをJERAに承継するための吸収分割契約をJERAと締結したと発表した。JERAは今回の吸収分割契約と同時に、中部電力とも同様の吸収分割契約を締結する。これにより、JERAは東電FPと中部電力の▽燃料の受け入れ、▽燃料の貯蔵、▽送ガス事業、▽既存火力発電事業--などを同時に承継する。3社は昨年3月に事業承継で基本合意しており、6月中旬に開催されるJERAの株主総会で事業承継が承認される見通し。承継した事業の吸収分割は来年4月1日から効力が発生する。