2018/05/11 ニュース
メガソーラー売却などで赤字から脱却 日揮

 日揮が5月10日に発表した平成30年3月期連結決算によると、同期の業績は売上高7229億8700万円(前期比4.3%増)、営業利益214億9500万円(前期は214億9600万円の営業損失)、経常利益249億2700万円(152億1500万円の経常損失)、当期利益165億8900万円(220億5700万円の当期損失)と、赤字から脱却した。同期の受注高は5478億2600万円、受注残高は8866億円だった。同期は主力の総合エンジニアリング事業で、今年3月にベトナムでメガソーラー発電所建設プロジェクトをグループ会社のJGC Vietnam Co., Ltd.とともに受注した。また、発電事業などその他の事業では、完全子会社の鴨川みらいソーラーが運営する太陽光発電事業を3月1日付で売却している。総合エンジニアリング事業の売上高は6700億8600万円(4.1%増)、営業利益は115億4100万円となった。その他の事業は売上高107億5900万円(9.1%増)、営業利益は26億600万円(62.2%増)の大幅増益だった。今期は全社で売上高7000億円(3.2%減)、営業利益230億円(7%増)、経常利益290億円(16.3%増)、当期利益100億円(39.7%減)と、一転して最終減益の見通し。