IHIは4月18日、出力2000kW級のガスタービンで、ガスタービンの燃料としてアンモニアを使う燃焼技術の実用化にめどを付けたと発表した。同社横浜事業所（横浜市）で、天然ガスに熱量比率で20％のアンモニアを添加する混燃試験の結果が良好だったことから判断した。この実証試験では、既存のガスタービン燃焼器をアンモニア混焼用に改良し、アンモニア混焼時の安定燃焼を達成した。また、NOxの生成を抑制することにも成功した。同社は今後、燃焼器をさらに改良し、NOx排出量をより低減させる可能性を検討する。この実証試験は、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノベーション創造プログラムから委託された研究課題「アンモニア直接燃焼」として実施した。