札幌市は、民間施設への太陽光発電設備導入を加速するため、「太陽光発電推進マッチング事業」を始めた。土地や屋根を貸したい土地・屋根所有者と、それらを借りたい発電事業者を募集し、双方の主体的な協議を促進するもの。このため市は7月下旬の予定で土地・屋根所有者、発電事業者向けの太陽光発電セミナーを開催する。
対象となる土地と屋根は、▽FIT制度の規定に伴い約20年間継続して賃貸可能であること、▽市内の民間遊休地(学校などの所有地を含む)であること、▽更地であること、▽屋根の面積は1棟の屋根の面積が200平方m以上(傾斜屋根の場合は、北向きの面の面積を除く)であること、▽周囲に受光の障害物(山、森林、ビル)がなく、日照条件が良好であること、など。同事業に参加を希望する地権者や発電事業者は、市に申請内容を登録する必要があるが、登録期間は希望すれば延長できる。その場合は、登録期間延長申請書を登録期間満了の2週間前までに提出する必要がある。申請・登録は札幌市環境局環境都市推進部エコエネルギー普及推進課(Tel:011-211-2872)で受け付けている。