2013/05/27 ニュース
今治市、ごみ発電施設の余熱を老人ふれあいの家に供給
 今治市は、市内で発生する可燃ごみを焼却し、ごみの燃焼エネルギーで発電する焼却発電設備を更新する。ストーカ(火格子)方式で処理能力は174t/日(87t/日×2炉)、併設する粗大ごみ処理用のリサイクルセンターは41t/5時間。発電設備の出力は事業者が決められるが、電力会社からの受電も含む出力規模は2000kW以下、発電効率は15.5%以上となる模様。ボイラーと蒸気タービンで発電した電力は、焼却炉内とその周辺の公園で消費される。
 
 発電後に発生する余剰蒸気は、隣接する温浴施設「老人ふれあいの家」での冷暖房と給湯に使用される。現在、既存設備の「今治クリーンセンター」から蒸気供給を行っており、今回の更新工事には老人ふれあいの家の配管工事なども含まれる。工事の入札は9月30日に実施され、11月中旬に一番札の優先交渉権者が決まる見込み。この設備は、自治体が設備を所有し、建設~運営を特別目的会社が行うDBO方式で実施される。