三菱日立パワーシステムズ（MHPS）は1月19日、発電用ガスタービンの稼働で天然ガスに30％水素を混焼させた試験に成功したと発表した。水素を混焼させると、天然ガスのみでの稼働に比べ、発電時のCO2排出量を10％低減できるという。今回の混焼試験は、同社高砂工場で天然ガス焚きのJ形ガスタービンを用いて、タービン入口温度1600℃の条件で行った。同社の乾式低NOx燃焼器を活用し、予混合燃焼方式などの技術を活用した結果、窒素酸化物排出量、燃焼振動などの諸条件を満たしつつ、安定燃焼ができたことを確認した。