2013/05/21 ニュース
糸島市、平成32年度に小水力発電設備を現状の5倍に

 

 糸島市は、平成28年度に現在市内に1基しかない小水力発電設備を4基に増設し、平成32年度までに5基体制にする。九州大学、白糸行政区の協力を得て、今年度内に白糸の滝ふれあいの里に1基を設置。県の再生可能エネルギー発電設備導入促進事業の枠組みで設備を設備する。今年策定した糸島市再生可能エネルギー導入計画の中で定めた。
 
 このため、設置に向けた調査・研究を九州大学、白糸行政区と実施する。「白糸の滝1・2・3夢プロジェクト」と名付けられたこの計画では、小水力発電機は最大出力18kWのものを予定。このほかモデル事業として、福岡県地域資源循環活用施設整備事業を活用し、雷地区内農業用水路を利用して1基を設置。この設備は16kW程度のものになる見込み。さらに、瑞梅寺山の家、加茂ゆらりんこ橋など公共施設への設置に向けた検討も行う。調査と設置は、県の再生可能エネルギー発電設備導入促進事業、国の補助事業などを活用。地元メーカーに協力と研究・開発などを依頼する。