2013/05/20 ニュース
JICA、アジア2か国でバイオマスの燃料化研究

 

 
 国際協力機構(JICA)は、今年度の地球規模課題対応国際科学技術協力案件として、タイとインドネシアでバイオマス廃棄物の燃料化研究を実施する。日本と開発途上国の研究機関双方が協力し、国際共同研究を推進して途上国の人材育成と研究能力の向上を図る。
 
 まずタイでは、モンクット王工科大学エネルギー・環境連合大学院と三浦孝一・京都大学エネルギー理工学研究所特任教授らが5年間、「低品位炭とバイオマスのタイ国におけるクリーンで効率的な利用法を目指した溶剤改質法の開発」のテーマで共同研究する。溶剤改質法という技術で、バイオマス廃棄物などを原料に依存しない低分子量成分に変換し、新規バイオ燃料、固体燃料として効率的に利用する実用化技術を開発する。
 
 インドネシアでは、インドネシア技術応用評価庁と野田玲治・群馬大学理工学研究院准教授らが「インドネシアにおけるバイオマス廃棄物の流動接触分解ガス化・液体燃料生産モデルシステムの開発」について5年間の予定で研究する。流動接触分解ガス化法で、アブラヤシ廃棄物などをガス化。このガスから液体燃料を合成するプロセスを簡単かつ安価なプロセスで、準商業レベルの規模まで開発する。