林野庁は9月6日、昨年に木質バイオマスエネルギーとして利用された木材チップの量(速報値)は全体で773.4万t(前年比12%増)に上ったと発表した。このうち間伐材・林地残材などに由来するものは191.7万t(64.2%増)と大幅に増加した。この調査は、間伐材など木質バイオマスを利用する発電機・ボイラーを持つ事業所にアンケート調査したもの。今回の調査では全国の1413事業所中、1343事業所から回答を得て回答率は95%となった。製材などの残材に由来するチップは164.9万t(15.5%増)、建設廃材に由来するものは398万t(5.2%減)となった。間伐材などから製造したものをよく利用している都道府県は、▽北海道(19.9万t)、▽鹿児島県(18.6万t)、▽宮崎県(17.7万t)などで、29道県で計80.5万tが増加した。前年比で増加した自治体は、▽鹿児島県(14万t増)、▽北海道(12.7万t増)、▽大分県(8.3万t増)、▽秋田県(4.5万t増)などだった。これらの自治体では、木質バイオマス発電設備が稼働したため大幅な増加となった。
2017/09/11 ニュース
昨年のエネルギー用途チップの消費量は773.4万t 林野庁
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2017/09/08
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