2017/09/04 ニュース
大和ハウスなど、太陽光発電設備の下でキクラゲを栽培

 大和ハウス工業、日立キャピタル、サステナジー(東京都港区)の3社は8月31日、太陽光発電事業と農業を両立するソーラーシェアリング事業を始めると発表した。サステナジーが建設中の大規模太陽光発電設備「登米善王寺太陽光発電所」(発電容量2MW、宮城県登米市)、「加美八幡堂太陽光発電所」(同、宮城県加美郡)で実施する。同事業は売電と同時に、太陽光発電設備の下部を利用して日射の不要なキクラゲを栽培、年間約4万kgの収穫を見込むもの。両設備は9月末に稼働する予定で、発電する電力は全量を東北電力に売電する。この案件で、日立キャピタルは設備建設などの資金にプロジェクト・ファイナンス型リースを提供し、サステナジーが事業運営、大和ハウス工業が設備の設計施工と保守をそれぞれ請け負う。