2017/09/04 ニュース
三菱重工グループ、インドネシアでディーゼル発電設備147基を受注

 三菱重工業は8月30日、グループ会社の三菱重工エンジン&ターボチャージャ(MHIET、神奈川県相模原市)がインドネシアでディーゼル発電設備「MGS1500C」を147基受注したと発表した。同国の国営電力会社PT. PLN(Persero)向けに受注したもので、MHIETは9月中にエンジン147台の製造・出荷を完了するという。出荷されるMGS1500Cは、分散型電源として活用されるもので、カリマンタン島とスラウェシ島の22地区で2018年前半にかけて順次稼働する。MGS1500Cは出力1200kWの機種で、大出力・省スペース型を両立しており、狭い場所にも多数の発電設備ユニットを設置できる。出荷後、現地では、MHIETが全額出資して設立したアジア地域のエンジン・発電設備の営業拠点、Mitsubishi Heavy Industries Engine System Asia Pte. Ltd.が、発電機など関連機器、部品を付加してセット化する。その後、現地の代理店のPT. Berkat Manunggal Jayaが、両島に据え付けて試運転を行い、PLNに引き渡す。稼働後は、MHIETがICTを活用し全発電設備を遠隔監視する。