三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は8月10日、エジプトでカイロ・ノース火力発電所の設備更新工事を受注したと発表した。同国のカイロ発電公社から受注したもので、機器の納入と稼働は2018年度後半の予定という。今回の工事は、定格出力75万kWの天然ガス焚きガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)発電設備の出力向上と発電効率を改善するもの。同発電所は、過去に三菱重工業がガスタービン「M701F」を、日立製作所が蒸気タービン発電関連設備をそれぞれ納入している。2014年に同社が発足してからは、同社が同発電所のアフターサービスを引き継いでいる。更新工事は、同社のエジプト現地法人を通じて受注した。今回は発電設備を高効率化するため、M701Fのアップグレード部品、蒸気タービンや発電機の部品などを三菱電機とともに供給する。据え付け・試運転時には同社から技術員を派遣して立ち上げを支援する。この商談では、運転開始からアフターサービスを通して培った信頼性を客先に評価されたことが受注につながった。更新工事の資金は国際協力機構の円借款(政府開発援助)が適用される。
2017/08/16 ニュース
MHPS、エジプトで75万kWのGTCC設備高効率化を受注
2017/08/16
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2017/08/14
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