2017/08/16 ニュース
日立グループほか、インドで太陽光発電のグリッドシステム実証を開始
 日立システムズは8月14日、インド・ラジャスタン州ニムラナ工業団地で、太陽光発電設備を活用したマイクログリッドシステムの実証を始めたと発表した。この実証には日立製作所、伊藤忠商事も参加している。このプロジェクトは。日印共同のデリー・ムンバイ間産業大動脈構想に基づくもので、同国のデリー・ムンバイ産業大動脈開発公社と共同で行う。4社は、太陽光発電設備と複数のディーゼル発電機からなるマイクログリッドシステムを構築し、稼働状況などを検証する。新システムは、1MW規模の太陽光発電システムとディーゼル発電機を組み合わせて制御し発電する。また、ディーゼル燃料の消費量を抑制しながら、発電する電力を同工業団地内のMIKUNI INDIA PRIVATE LIMITEDに供給する。試運転はすでに完了しており、日本のマイクログリッド技術の有効性を実証して同国での普及を目指す。実証期間(予定)は2017年度~2019年度の3か年で、事業規模は約39億円(うち新エネルギー・産業技術総合開発機構からの委託分は34億円)となっている。