昭和シェル石油が8月8日に発表した平成29年12月期第2四半期連結決算によると、同期の業績は売上高9474億7300万円(前年同期比11.3%増)、営業利益233億6200万円(49%増)、経常利益273億2300万円(106.5%増)、当期利益160億4600万円(206.6%増)の増収増益となった。主要3部門中、太陽光関連を含むエネルギーソリューション事業の売上高は478億円(24.2%減)、営業損失は42億円(前年同期比で8億円の改善)と不振だった。同期は国内市場向けの販売を強化し、宮崎工場で生産している住宅向け戦略商品「スマシス」を7月に発売。住宅メーカー向けの受注は順調だという。国富工場では180W・185Wの新型CIS薄膜太陽電池「SFKシリーズ」の開発を進め、今年9月から受注できるよう準備に注力した。電力事業では、自社運営の発電設備が安定的に稼働した。しかし、電力買い取り価格の低下などが国内向けの新規需要に影響し、同時に海外メーカーなどとの競合も激化しているため市場環境は悪化。これらの傾向が決算内容に影を落とした。通期は全社で売上高2兆800億円(20.5%増)、営業利益630億円(35.7%増)、経常利益680億円(42.1%増)、当期利益430億円(154.1%増)と大幅な最終増益を見込む。
2017/08/09 ニュース
太陽光で産業用から住宅用にシフトも営業損失42億円 昭和シェル石油
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