東芝は7月13日、昨年11月から府中事業所内に建設していた「水素エネルギー利活用センター」を開所したと発表した。同センターは太陽光発電システム、水素製造装置などを備えており、水素供給システム「H2One」の営業活動の拠点に使用する。ここに顧客を招いて稼働状態を見てもらい、同システムを工場、物流拠点、空港などに売り込んでいく。同センターは、太陽光発電の電力から水素を製造し、圧縮・蓄圧して、事業所内で運用する燃料電池フォークリフトに充填する。東京都の「事業所向け再生可能エネルギー由来水素活用設備導入促進事業」に採択され、その補助も受けて建設していた。