昭和シェル石油グループは7月12日、サウジアラビアで「太陽光エネルギーを用いた硫化水素の分解による水素製造に関する共同事業」に参画すると発表した。同国のアブドラ王立科学技術大学(KAUST)とJCCP国際石油・ガス協力機関(JCCP)の共同事業で、今年4月から3年間の予定で実施される。KAUSTとJCCPは、6月21日付で事業実施協定書を締結しており、これに同社グループは子会社のソーラーフロンティア製薄膜太陽電池を供給する。また、同社の中央研究所が人工光合成の研究で培った電気化学に関するノウハウも提供する。この事業は、薄膜太陽電池を利用して油田・ガス田で発生する硫化水素を分解し、硫黄と水素を得るもの。このプロセスでは、硫化水素を無害化すると同時に水素を得られるのが特長という。
2017/07/14 ニュース
太陽光電力で水素を製造する事業に参画 昭和シェル
2017/07/14
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2017/07/12
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