2013/05/09 ニュース
三重県、県内で小水力発電設備の実施設計に着手

 

 三重県農林水産部はこのほど、県内で小水力発電設備を整備ための実施設計に着手した。実際の設計、調査などは県が委託したコンサルタントなどが行う見込みで、既に建設地として有力な地点が1か所存在するという。この小水力発電設備の売電収入は、県ではなく設備を設置する土地改良区の収入になる模様。
 
 実施設計は今年度中に行われる見通しで、詳細な出力や事業実施のための検証などを行う。小水力発電設備の出力などは現状では未定だが、概ね200kW程度のものになる見通し。この事業費は、県が今年度計上した農村地域自然エネルギー活用推進事業で賄われる。同事業の今年度予算は、農林水産省からの補助金などもあり、前年度の350万円から今年度は7550万円に大幅に増額された。