2017/05/08 ニュース
水力発電分野の寄与などで当期利益33%増 富士電機
 富士電機が4月27日に発表した平成29年3月期連結決算によると、同期の売上高は8377億6500万円(前年同期比3%増)、営業利益447億900万円(0.7%減)、経常利益462億9600万円(1.5%増)、当期利益409億7800万円(33.7%増)の増収増益となった。主要6部門中、発電・社会インフラ部門の売上高は1948億円(11%増)、営業利益は119億円(22億円増)と好調だった。発電プラント分野が水力発電設備の大口案件が増加し、売上高、営業利益ともに前期を上回った。社会システム分野では、スマートメータの増加でやはり売上高、営業損益とも前期を上回っている。
 
 その一方で、パワエレ機器部門は売上高は2059億円(1%減)、営業利益は86億円(8億円減)と減少した。パワーサプライ分野で、メガソーラー向けパワーコンディショナーの需要が減少し、為替の影響もあり売上高は微減となった。ただし、同分野の利益面では原価低減を推進するなどの効果で前期を上回ったという。今期は全社で売上高8500億円(1.5%増)、営業利益480億円(7.4%増)、経常利益470億円(1.5%増)、当期利益290億円(29.2%減)と最終減益の見込み。