沖縄県は現在、「先端技術活用によるエネルギー基盤研究事業補助金」の対象案件を公募している。同事業は、県内の事業者が先端技術を新エネルギーや再生可能エネルギー基盤技術へ活用する研究開発などを補助するもの、県内の大学など研究機関の研究シーズを活用し、産学官が連携して県内のエネルギーの安定供給や供給源の多様化などを推進する。県では、▽AI、ICTなどを活用した分散型エネルギー基盤技術、▽小規模な波力発電装置の基盤技術、▽離島地域特性に対応したスマートグリッド技術--などを研究テーマの例として挙げている。
採択は、これらに類するテーマで、補助事業終了後も県内で継続的に開発や事業展開が見込めることが条件。補助率は経費の10分の8以内で、上限額は1年度あたり8000万円となっている。今年度は3件程度を採択する予定という。応募は、提案書など必要書式一式を6月2日まで県企画部科学技術振興課(〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2、Email:aa012100@pref.okinawa.lg.jp、TEL:098-866-2560)に、郵送か持参で提出する。