2017/05/02 ニュース
ユーラスの風力事業の寄与などで当期利益1025億を計上 豊田通商

 豊田通商が4月28日に発表した平成29年3月期連結決算によると、同期の売上高は7ちょう9196億6300万円(前年同期比3.1%減)、営業利益1466億5600万円(4.5%増)、経常利益1582億7900万円(23.6%増)、当期利益1025億9700万円(前年同期は437億1400万円の当期損失)と赤字から脱却した。主要6部門中、機械・エネルギー・プラントプロジェクト本部の売上高は1兆8516億円(15.7%増)、セグメント利益は213億7400万円となった。グループ企業のユーラスエナジーホールディングスが、フィンランドとオランダで風力発電事業に参入し、これで世界11か国で同事業を展開することになる。また、ユーラスがハワイで建設していた大規模太陽光発電設備がこの1月から稼働したほか、イラク電力省から固定式・移動式変電所の建設工事を受注した。会計基準を変更したため、現時点では今期の業績予測を策定していない。