三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は4月24日、米OSIソフト(本社カリフォルニア州)とマイクロソフト(ワシントン州)が共同開発した高度報通信技術プログラム「レッドカーペット・インキュベーションプログラム(RCIP)」に参加すると発表した。これで自社の火力発電設備の運転最適化プラットフォーム「MHPS-TOMONI」の機能を強化する。OSIとマイクロソフトの協力を得て、火力発電所の運用効率を高め、デジタル転換を推進するという。
RCIPは、この2社が包括的に協業し、完全制御されたビッグデータと高度な分析プラットフォームを活用して、データ分析のコスト、時間、労力を大幅に削減する。同社は今回のプログラム参加で、MHPS-TOMONIをOSIの「PI System」や、マイクロソフトの「Microsoft Azure」などのソウトウェア上で開発できるようにする。このことで、短期間で新しいサービス事業をサポートする使いやすいプラットフォームを開発できるようにした。同社は今後、RCIPで得た知見やMHPS-TOMONIを通じて、発電プラント用のアプリケーションを開発し発電事業者に提供していく。