2013/04/26 ニュース
本田技研、ブラジル法人が風力発電に参入

 

 本田技研工業は4月25日、ブラジル法人のホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダ(サンパウロ州スマレ)が風力発電に投資、風力発電事業に参入すると発表した。ブラジル自動車業界で初の事業参入だという。
 
 同事業はブラジル南部のリオ・グランジ・ド・スル州シャングリラ市に約1億レアル(邦貨換算約46億円)を掛け、9基の風車(単基出力3MWh、合計最大出力27MWh)を設置するもの。平成26年9月の稼働を予定している。年間発電量は約8万5000MWhと、ホンダオートモーベイス工場の四輪車生産に必要な電力量に相当する。工場で必要な全電力量を再生可能エネルギーで賄い、CO2低減効果は約2200t/年以上を見込む。今回の事業展開で、本田技研は風力発電の事業会社「ホンダエナジー・ド・ブラジル・リミターダ」を設立した。ホンダエナジー・ド・ブラジル・リミターダはブラジルでの風力発電事業全般で管理・運営に当たる。