関西電力と三菱商事の完全子会社、三菱商事パワーは4月5日、共同出資で発電事業会社「相生バイオエナジー」(兵庫県)を同日付で設立したと発表した。新会社の資本金は4.5億円で、出資比率は関西電力が60％、三菱商事パワーは40％となっている。代表取締役　には、髙西一光・関西電力火力事業本部副事業本部長が就任した。 

 

　両社は今後、関西電力の相生発電所2号機（兵庫県相生市、定格出力37.5万kW）で使用する燃料を、現行の重油・原油から木質バイオマスに転換する改造工事を実施する。燃料の転換で発電出力は20万kWに低下するが、発電所周辺への環境負荷は低下しCO2排出量も削減できると見込まれている。