住友商事は3月29日、ブラジルで風力発電用の鍛造品を製造販売する合弁会社「Gerdau Summit Acos Fundidos e Forjados S.A.」(本社サンパウロ州ピンダモニャンカバ)を設立したと発表した。日本製鋼所と同国の鉄鋼大手ゲルダウS.A.(本社リオ・グランデ・ド・スル州ポルトアレグレ市)との共同出資で設立した。資本金は約114億円で、出資比率 は▽ゲルダウ・59%、▽同社・39%、▽日本製鋼所・2%となっている。
新会社は、ゲルダウが行っている鋳鍛造製品の製造・販売事業と、風力発電用鍛造製品の製造・販売を手掛ける。設立に伴い、新会社は約2.8億レアル(邦貨換算約100億円)規模の設備投資を行い、年産5万tの生産設備を設備する。