タクマは3月24日、子会社のタクマエナジー（兵庫県尼崎市）が、藤沢市の「北部環境事業所余剰電力地産地消事業」で藤沢市と契約したと発表した。同事業は、タクマエナジーが同社が平成19年に建設したごみ焼却発電設備「藤沢市北部環境事業所1号炉」（発電出力4000kW）で発生する余剰電力を購入。市内の市立学校など78か所にその電力を供給する。またタクマエナジーは、エネルギーの地産地消、再生可能エネルギー関連の環境教育も行う。契約期間は今年4月～平成33年3月の4年間とされる。同社のごみ焼却発電設備を活用し、地域から収集された一般廃棄物で生み出す電力をその地域に供給するのは、北但地域に続いて2例目となる。同事業は、藤沢市の「新電力活用による電力の地産地消プロジェクト」の第一段階と位置付けられている。