東邦銀行は12月27日、山形県と新潟県で計画中の木質バイオマス発電事業向けにそれぞれプロジェクト・ファイナンスを組成したと発表した。山形県の案件は「山形県米沢市木質バイオマス発電事業」で、発電事業会社の「DSグリーン発電米沢合同会社」が米沢市に出力6250kWの木質バイオマス発電設備を建設・運営するもの。設備の稼働は平成29年度末を予定している。同行はこの案件向けに10月26日、山形銀行と総額38億5400万円の協調融資を決め、このほど第1回の融資を実行した。同行の参加額は30億5400万円となっている。
新潟県の案件は「新潟県三条市木質バイオマス発電事業」で、「SGETグリーン発電三条合同会社」が、三条市保内工業団地で出力6250kWの木質バイオマス発電設備を建設・運営するもの。協調融資額は総額44億9700万円で、北越銀行とともに11月18日付で融資契約を締結した。設備の稼働は平成29年9月を予定している。第1回の融資がこのほど行われ、同行の参加額は38億9700万円という。