2016/11/30 ニュース
日立グループ、日本キャンパックの4工場でESCO事業実施
 日立製作所は11月28日、日立キャピタルと共同で日本キャンパック群馬第1工場(群馬県邑楽郡)にコージェネレーション設備を導入すると発表した。設備は11月に着工し、これを利用してESCO事業を来年6月から開始する。このESCO事業では、同社が自己託送制度を活用して日本キャンパック赤城工場(前橋市)に電力を融通する。このことで群馬第1・第2工場、利根川工場(同)、赤城工場でエネルギー消費の全体最適化を図る。同社の試算では、4工場で年間消費エネルギー量とCO2排出量をそれぞれ16%削減できる見通し。
 
 同事業で同社は、自社開発の統合エネルギー・設備マネジメントサービス「EMilia」を活用し、離れている工場のエネルギーを一括して管理・制御する。日立キャピタルはコージェネレーション設備を保有し、金融面で同事業を支援する。同事業は設備工事の資金をESCO事業者が用意するシェアードセービング形式で行われるため、日本キャンパックに資金リスクは発生しないという。