独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC、河野博文理事長)は10日、
三菱商事の子会社カットバンク・ドウソン・ガス・リソーシズ・LTD
(カナダ・アルバーター州カルガリー、宮崎信也CEO)が
カナダのブリティッシュ・コロンビア州モントニー地域で推進するシェールガス開発事業について、
債務保証対象事業として採択し、関連契約を締結した。
この債務保証はCDG社に対して、三菱東京UFJ銀行、みずほコーポレート銀行が貸付を予定している
合計限度額19・5億カナダドルを対象とするもの。
CDG社は2012年2月に、カナダ最大手の天然ガス事業者エンカナ・コーポレーションから、
モント二―地域でのシェールガスを中心とした天然ガス開発プロジェクトを推進する
カットバンク・リッジ・パートナーシップの40%権益を取得した。
また、三菱商事はシェルカナダ、韓国ガス公社、中国石油天然気とともに、
ブリティッシュ・コロンビア州キティマット港周辺で、
年間1200万㌧の液化能力を持つLNG基地を共同で開発する計画を発表しており、
JOGMECではこれらの事業を支援している。