PALTEK(横浜市、矢吹尚秀社長)では、
本田技研工業の家庭用ガス発電機「エネポ」と、
ソニービジネスソリューション製のリチウムイオン電池を組み合わせた
「バックアップ電源システム」を開発した。
発電機で追加充電を行いながら、蓄電池からも電力を供給できるため、
停電時でもサーバー等の重要な機器を無瞬断、かつ長時間にわたって継続使用できる。
リチウムイオン電池は最大2・4KWの電力量を蓄電でき、負荷電力が800Wの場合で
約2・5時間、500Wなら約4時間の電源供給が行える。
ガス発電機は2台を並列運転して使用する。燃料にカセットボンベを使用することにより、
ガソリンなどと比べて備蓄、交換が安全かつ手軽に行える。
電池は内蔵タイマーで充電時刻と放電時刻を設定できるため、
夜間充電した電力を昼間利用するピークシフト用途としても使用できる。
システムの価格は約250万円だが、東京都「自家発電設備導入費用助成」や
経済産業省「定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業費補助」の対象となる。