2012/08/07 ニュース
サイサンとチョープロ、LPG販売事業者2社がメガソーラー事業進出。

再生可能エネルギーの全量買取制度のスタートに伴い、

再生可能エネの太陽光発電システムによる分散型発電事業への進出計画が相次いで発表されているが、

LPG販売事業者によるメガソーラー(大規模太陽光発電)建設計画が明らかになった。

すでに、大阪ガス、西部ガス、四国ガス、京葉ガスなどの都市ガス会社が参入を表明しているが、

今後、LPG業界からもメガソーラー参入が増えるものと注目されている。

 

サイサン(埼玉)は青森・六ヶ所村で事業化

LPG大手販売事業者のサイサン(さいたま市、川本武彦社長)は、

太陽光発電所の建設・運営・コンサルティングを行なう森和エナジ―(東京、代表取締役森田政敏・長尾和氏)と共同で、

青森県六ケ所村にメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設を行なう計画を検討してきたが、

7月31日、事業化を決定した。

同社は、エネルギーの多様化や再生可能エネルギーの普及が急務となっている我が国の状況や、

電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法の施行をふまえ、

新規事業としてメガソーラーの事業化を検討してきた。

また、森和エナジーとともに新むつ小川原(東京、永松恵一社長)と協議を重ね、

むつ小川原開発地区でのメガソーラー建設で基本合意に達したことから、

多様なエネルギーの集積地である六ケ所村でメガソーラーを事業化するとともに、

同村が推進する次世代エネルギーパーク事業への参加も予定している。

青森県六ケ所村大字尾駮(むつ小川原開発地区内)に建設されるメガソーラーは、

敷地面積約5万㎡、予定出力規模約2MW、年間予想発電量約200万kWhで、

10月をメドに着工、2013年8月の運転開を予定している。

 

チョ―プロ(長崎)、長崎・平戸市に1000kW

長崎県の大手LPG販売事業者、チョ―プロ(長崎県西彼杵郡長与町、荒木健治社長)は、

長崎県平戸市でメガソーラー発電所を建設する。7月18日、平戸市と立地協定を締結、7月下旬に着工した。

稼働開始は11月の予定。同社は、平成23年10月から長崎県内各地でメガソーラー発電所の候補地選定を行なうなど、

事業化の計画を進めてきた。平戸市の音がソーラー発電所は根が先件台1号となる。

同発電所の名称は「SOL de 平戸 下中野」で、平戸市下中野工業用地内の約13,280㎡を市から借り受け、

太陽光パネル7,680枚を設置、最大出力は1,000kW。

年間発電量は約90万kW(約250世帯分の年間消費電力量に相当)。

借地は20年間で、建設費に約3億2000万円を投じる。