京セラ株式会社(久芳徹夫社長)は、フラウンホーファー研究機構シリコン太陽光発電研究センター
(以下、フラウンホーファーCSP、ドイツ・ハレ市)が公表した耐PID(潜在的に誘発される出力低下)試験の結果、
同社製太陽電池がテュフ・ラインランドの長期連続試験に続き、独立機関による品質試験で大きな成功を収めた。
同試験結果で、京セラ製モジュールは高電圧負荷試験による出力の低下がなかった。
今回の第三者機関による試験結果は、京セラの35年以上におよぶ実績と、
品質重視の製造工程から生まれた同社製モジュールの高品質・高信頼性を裏付けるものといえる。
PID は、太陽電池セルに高い負電圧が流れると(=高電圧を負荷すると)出力が低下する現象で、
PID 現象によって、個々のモジュールだけでなく、太陽光発電システム全体の総出力や効率が低下する恐れがある。
フラウンホーファーCSP の試験によれば、出力低下に対する耐性や、その度合いは各社で大きく異なるという。