2016/10/17 ニュース
新日鉄住金エンジ、バイナリー発電設備の技術導入を完了
 新日鉄住金エンジニアリングは10月13日、低温地熱や工場排熱などで発電できるバイナリー発電技術の導入を完了し、設備を発売したと発表した。米国のエネルギーエンジニアリング会社、タス・エナジー(本社テキサス州)から一般的な亜臨界サイクルと、世界初の技術とされる超臨界サイクルを導入した。これで同社は、利用する熱源に適した発電効率の高いバイナリー発電装置を販売できるようになった。今回の技術導入で、同社は地熱資源の利用拡大や未利用エネルギーの利用促進を図る。タスはタービン吸気冷却設備、データセンター向け冷却設備なども製造販売しており、バイナリー発電設備は米国とトルコで計16基、総出力150MWの納入実績を持つ。