アミタホールディングスは10月6日、廃棄物処理の事業会社アミタが「南三陸町におけるバイオガス施設南三陸BIOを核としたエネルギー創出に関する調査」に着手すると発表した。同調査は10月4日に「エコタウン形成実現可能性調査等事業費補助金」の交付対象事業に認定され、予算として今回100万円が交付される。調査では、家庭系・事業系の生ごみの分別・回収率を向上し、電気と熱のエネルギー化を狙う。
このため、一般家庭や事業者に分別促進の啓蒙活動などを行う。廃食用油は2015年10月に開所したリサイクル発電設備「南三陸BIO」に投入し、燃料化などを検証する。プラスチック類と紙類はRPF(Refused Plastic Fuel=ごみ固形化燃料)化を図り、未利用資源を包括的に資源循環できるシステムを構築する。この調査は、アミタが2014年5月に発足した南三陸町液肥利用推進協議会の参加団体として行う。同町は2014年3月「バイオマス産業都市」に認定され、同調査も「南三陸町バイオマス産業都市構想」を具現化する一環として行われる。
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