2016/10/11 ニュース
JFEE、八戸市で約75MWのバイオマス発電設備を受注

 JFEエンジニアリングは10月7日、エム・ピー・エム・王子エコエネルギー(MOE)からバイオマス発電設備を受注したと発表した。MOEが三菱製紙八戸工場(青森県八戸市)内に建設する設備で、出力は約75MW、年間発電量は約5万3000MWh。フィンランドのバルメットが開発したCFBボイラーを主機に採用する案件で、同社とバルメットとの業務提携後では初受注となる。稼働は2019年度上期を予定している。新設備は、燃料に木材チップや椰子殻などのバイオマスと石炭を併用する。今回の商談は、同社がバルメットのCFBボイラー技術を提案し、この方式でバイオマス発電設備では最高水準の発電効率を達成できることが受注の決め手となった。MOEは、王子グリーンリソースが55%、三菱製紙が45%をそれぞれ出資して設立した発電事業会社。