和歌山県産業技術政策課は10月3日、今年度の「和歌山県木質バイオマス発電推進事業費補助金」の対象事業の募集を始めた。平成29年2月末日まで応募を受け付ける。同事業は、県内で木質バイオマス発電用の燃料原木を運搬するか、燃料原木の購入資金を借り入たい事業者を補助するもの。応募の第1次締め切りは12月2日、第2次締め切りは平成29年2月末日で、それぞれの締め切りごとに交付決定を行う。第1次締切分は今年12月、第2次締切分は平成29年3月を予定している。
補助制度は運搬事業と購入資金借入事業が対象となる。運搬事業は、県内で燃料原木を伐採・収集した場所から発電所やチップ加工場まで運搬する事業者に、燃料原木1tあたり上限額1000円を補助する。燃料原木は県内の森林で伐採・収集され、県内の発電所やチップ加工場に運ばれる未利用材とされる。この場合の事業者は、2者以上で構成される団体(協議会)の構成員に限定される。購入資金借入事業は、県内に発電所を建設中かは建設予定の発電事業者に、金融機関から借り入れた資金の金利か年率1.2%の低い額で算定した額を補助する。ただし、燃料原木を購入するため、事前に金融機関からの借り入れが決まっていることが条件。問い合わせ・申請は産業技術政策課(TEL:073-441-2373、FAX:073-432-0182) で受け付けている。