2016/09/12 ニュース
千葉県、水素エネルギー市場の振興でプラットフォーム設置
 千葉県商工労働部産業振興課は9月8日、関係企業や県内の金融機関、自治体などで、水素エネルギー関連産業の振興を企図したプラットフォームを設置すると発表した。県はその第1回会合を、9月14日にホテルポートプラザちば(千葉市)で開催する。プラットフォームの会長は県の商工労働部長が務め、設立当初は県内の企業など約70社の参加を見込む。
 
 今回の設置は、「千葉の特色を活かした水素の利活用に関する研究会」の提言(平成28年3月)を踏まえ、水素エネルギーの利活用で県内産業の振興を図ることが目的という。構成員はエネルギー・水素関連の企業や自治体などで、水素エネルギーの知見を持つ学識経験者なども特別会員とする。当面の活動内容は、水素関連情報の共有や水素エネルギー関連産業の振興策の検討などとなっている。14日の第1回会合では、岡崎健・東京工業大学特命教授が「水素社会実現を目指して-グローバル化と地域との連携-」、岡野一清・水素エネルギー協会顧問が「水素エネルギーの利活用と課題」とそれぞれ題して基調講演を行う。